香和の誕生
- 香和スタッフ
- 6月10日
- 読了時間: 4分
【六本木にて華やかなショーレストランがオープン!(2004〜2018年)】
初代「六本木香和」が誕生したのは、2004年の港区六本木。
ちょうど六本木ヒルズの開業など、大きく街が様変わりを始めたタイミングで、当時の六本木にはまだ“不夜城”の雰囲気が残っていました。
そのなかでオープンした六本木香和は、まさにその時代を象徴する豪華絢爛なショーレストランでした。
【圧倒的スケールと感動的なパフォーマンス】
初代の六本木香和は、日本最大規模のショーレストランとして、4フロア構成の店舗に、2階・3階の客席がステージを取り囲む設計で
そのステージは自在に上下に移動し、演出上天井から吊られたワイヤーでダンサーが宙を舞う場面も!
最大180名収容の店舗は連日満席。華やかな照明の中でお酒を片手にショーを楽しむ光景は、まさに非日常でした。
【和洋折衷、そして上品さと妖艶さの融合】
ショーの演出も独特で、伝統的な日本文化の要素と西洋的なエンターテインメントを融合させた斬新な演出。
花魁や芸者をイメージした日本の舞踊や、殺陣(たて)などの和の要素に加え、グラマラスなキャバレースタイルやバーレスク風の演目も登場し、観客に忘れられない感動を届けました。
【トランスジェンダー文化の先駆けとして】
六本木香和の特徴のひとつが、“トランスジェンダー”のパフォーマーたちの存在。
日本独自の表現である通称「ニューハーフ」は、当時まだ一部でしか認知されておらず、香和では彼女たちが堂々と脚光を浴び、見る者を圧倒する美しさで観客を魅了しました。
日本国中からファンが訪れ、「新しいエンターテインメントの聖地」として広く知られるようになったのです。
【奇跡の復活:2代目六本木香和がオープン(2018〜2020年)】
2018年4月、初代六本木香和は都市再開発の影響を受け惜しまれながらも閉店。
同年11月、香和のスタッフ達はすぐに近隣で再復活を果たします。
しかし突如として新型コロナウイルスのパンデミックが日本全国を襲います。
東京中のナイトライフが大打撃を受け、2020年には2代目香和も惜しくも閉店を余儀なくされました。
しかし、香和の物語はまだ完結しません。
【不死鳥のごとく〜浅草香和(2024年〜)】
当時からの座長・かずみと副座長・奈々が奮い立ち、「香和の魂を受け継ぎたい」という信念のもと、新たなプロジェクトが動き始めます。
そこに和史・桜舞・舞捺・ちあ紀・天雲といったかつてのメンバーたちが再集結。さらに新メンバーも加わり、新たな一歩を踏み出しました。
【“伝統と革新”を紡ぐ新しい展望】
かつて妖艶な演出や西洋風のショーから一転、【浅草香和】は「伝統×革新」をテーマに、海外のお客様にも満足していただける日本文化の魅力を遍く発信する場所へと生まれ変わりました。
パンデミック期間中も、メンバーたちは限られた行動範囲のなか日々練習を重ね、振付や選曲など細部にまでこだわりを持って日々準備にあたりました。
通常1ヶ月ほどで完成するショーも、時間をかけてブラッシュアップを重ね丁寧に磨き上げ、2024年1月に万全の態勢でオープンを迎えました。
【エンタメの聖地、浅草にて苦しいスタート、そして支えていただいたお客様の存在】
オープン当時は、集客に大変悩み苦しみました。
お客様がたった2人という公演もありましたが、出演者たちは満席と変わらぬ情熱で舞台に立ち続けました。
そんな日々を支えていただいたのが、かつての六本木香和を愛してくださった長年のお客様です。
遠方より浅草へお越しになり「またこの世界で会える日を楽しみにしていた」と温かい言葉をかけてくださったことは、何よりの励みでした。
オープンから数ヶ月が経ち少しずつ来場者が増え、今では満席になる日も。
如何なる場合でも、昔から応援してくださるお客様から事前にご連絡があれば、特別にお席を手配することもあります。
これは、日本ならではの“お得意様を大切にする文化”であり、私たちが何より大切にしている想いでもあります。
香和の魂は活き続ける
今の浅草香和は六本木時代のショーとは違います。
でも、そこに流れているものは変わらない「情熱・文化・そして華やかさ」
初めて訪れるお客様も、昔からのお客様も——
一歩足を踏み入れた時、きっと「活きた伝統」を体感していただけるはずです。
あなたも、次の香和の物語の一部になりませんか?
ぜひ一度、ショーをご覧ください!🎭✨
🖊この記事を書いた人
ポール・ティメン
アメリカ出身の大学生。現在、インターンとして浅草香和の魅力を世界に発信中!
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